調査報告について / REPORT
2025年11月実施「タオル流通動向調査」の結果に関するリリース
前回8月からの消費動向は、引き続き買い上げ点数は減少傾向だが、物価高による店頭価格の上昇で全体ではプラス基調が続いている。長引く残暑で全体的に盛夏商材は好調だったようだがタオルの動きは鈍かった模様。インバウンドは回復傾向にあり、前年マイナスから、大きくはないもののプラスで推移している。
アンケート対象のタオル流通会員企業の今回調査での景気動向への見方を示す「業況判断DI」は足元 -0.60で若干回復。
また、三ヶ月先の「業況判断DI」は、足元から好転の-0.50となった。引き続き物価高の影響で市況は悪く、為替について、前回調査期間は若干円高に振れたものの、ここにきて円安方向に動いており、仕入れ価格は上昇傾向。一方で引き続き別注関連は順調、市況は引き続き悪い中、イベント関係などの別注は受注できている模様。
こうした環境の中、販売動向に関しては、「やや悪い」「悪い」が60.0%、「どちらともいえない」が40%、「良い」「やや良い」はゼロとなっており、厳しい傾向が続いている。
また、仕入価格の上下を問う質問では、「上昇した」が60%、変化なしが40%となり前回調査から若干落ち着くも、上昇傾向は続いている。
また、前月に比べて販売価格の上下を問う質問では、「上昇した」が50%、「変化なし」が50%、引き続き販売価格が仕入価格の上昇に合わせ上昇している。
Q. 業況判断に関する質問
今回調査の業況判断は -0.60となり、前回8月調査(-0.70)から改善。ただし、足元の販売動向は下振れしているので厳しい環境であることは変わらない。
*業況判断DIは、「良い」2、「やや良い」1、「どちともいえない」0、「やや悪い」-1、「悪い」-2を付与して、総合計をアンケート参加者数で除して、一会員の平均を算出したもの。
この間、個人消費を反映する全国百貨店売上の足元の推移をみると、円安に若干振れたこともあり、インバウンド需要が回復傾向。調査期間でプラスに転じた。
チェーンストア売上高は、節約志向の高まりから引き続き買い控え傾向。買い上げ点数は減少しているものの、店頭価格の上昇によって、昨年対比プラスの傾向は変わらず。長引く残暑で盛夏商材が好調であったが、タオルは苦戦した模様。
▼全国百貨店、チェーンストアにおけるタオル分野の売上高伸び率推移
|
| 前年同期比伸び率%、店舗数調整後 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
| 全国百貨店売上高合計 |
-1.5 |
-2.8 |
-4.5 |
-7.0 |
-7.8 |
-6.2 |
2.6 |
1.4 |
4.3 |
| 「その他家庭用品」分野 |
-1.8 |
5.5 |
-1.1 |
-1.4 |
-5.8 |
-4.2 |
4.9 |
-6.0 |
2.4 |
| 全国チェーンストア売上高合計 |
-0.3 |
2.2 |
3.4 |
4.9 |
4.2 |
3.1 |
2.1 |
2.4 |
2 |
| 「住関品 日用雑貨品」分野 |
3.3 |
2.72 |
4.8 |
-0.2 |
3.0 |
2.5 |
-0.3 |
0.9 |
-2.9 |
| 家具インテリア」分野 |
-5.6 |
-7.7 |
-0.5 |
2.9 |
-4.7 |
-9.2 |
-3.6 |
5.4 |
-0.8 |
(注)百貨店売上高は日本百貨店協会発表、チェーンストア売上高は日本チェーンストア協会発表資料による
三カ月先の業況は-0.5であり、足元より改善する内容となっていて、前回8月調査(-0.60)からは一段改善している。
Q.販売、仕入動向に関する質問
販売動向に関する状況をみると、良い」「やや良い」はゼロ、「どちらともいえない」が40%、「「やや悪い」「悪い」が60%となり悪化。買い控えによる店頭販売の不調により厳しい内容。
前月との比較で仕入価格の変化を問う質問では、「上昇した」が60%と「変化なし」が40%、なり、仕入れ価格は引き続き上昇している。
販売価格の変化を問う質問においては「上昇した」が50%、変化なしも50%となり、仕入れ価格の上昇が販売価格の上昇につながっている。
Q.在庫動向に関する質問
今回11月調査では、在庫が「過剰」と判断する先は前回の50%から20%、「適正」が50%から80%と大幅に改善している。
以上
なお、本調査に関するご質問等がありましたら、お気軽に以下にご連絡ください。
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