調査報告について / REPORT

2026年2月実施「タオル流通動向調査」の結果に関するリリース

 前回11月からの消費動向は、引き続き節約志向から買い上げ点数は減少傾向だが、物価高による店頭価格の上昇で全体ではプラス基調が続いている。インバウンドは中国の渡航自粛の影響で前年比マイナスとなっているが、国内消費でカバーできている模様。
 アンケート対象のタオル流通会員企業の今回調査での景気動向への見方を示す「業況判断DI」は足元 -0.73で悪化。
 また、三ヶ月先の「業況判断DI」は、足元から若干プラスの-0.45となった。引き続き物価高の影響で市況は悪く、仕入れ価格は上昇傾向。一方で引き続き別注関連は順調、小売店は低迷の傾向は変わらず。
 こうした環境の中、販売動向に関しては、「悪い」が36.4%、「やや悪い」が27.3、「どちらともいえない」が27.3%、「やや良い」が0%で「良い」が9.1%となっており、前回調査と比べると中間ゾーンから上下に別れた形になったが、「悪い」が増えた分、全体的には厳しい傾向となっている。
 また、仕入価格の上下を問う質問では、「上昇した」が18.2%、変化なしが72.7%となり前回調査からは落ち着きを見せている。
 また、前月に比べて販売価格の上下を問う質問では、「上昇した」が0%となり、「変化なし」が90.9%と安定、引き続き販売価格が仕入価格に合わせた動きとなっている。


Q. 業況判断に関する質問
 今回調査の業況判断は -0.73となり、前回11月調査(-0.60)から悪化。直近2年間で2025年5月に並ぶ悪い数値。

*業況判断DIは、「良い」2、「やや良い」1、「どちともいえない」0、「やや悪い」-1、「悪い」-2を付与して、総合計をアンケート参加者数で除して、一会員の平均を算出したもの。

 この間、個人消費を反映する全国百貨店売上の足元の推移をみると、中国の渡航自粛もあり、インバウンド需要が低下。ただ全体としては国内消費が補っている状況。
 チェーンストア売上高は、節約志向の高まりから引き続き買い控え傾向。買い上げ点数は減少しているものの、店頭価格の上昇によって、昨年対比プラスの傾向は変わらず。

全国百貨店、チェーンストアにおけるタオル分野の売上高伸び率推移

前年同期比伸び率%、店舗数調整後 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月
全国百貨店売上高合計 -7.0 -7.8 -6.2 2.6 1.4 4.3 0.9 -1.1 2.3
「その他家庭用品」分野 -1.4 -5.8 -4.2 4.9 -6.0 2.4 -3.6 -3.5 -4.3
全国チェーンストア売上高合計 4.9 4.2 3.1 2.1 2.4 2.0 2.8 0.0 2.7
「住関品 日用雑貨品」分野 -0.2 3.0 2.5 -0.3 0.9 -2.9 3.9 3.6 5.5
家具インテリア」分野 2.9 -4.7 -9.2 -3.6 5.4 -0.8 -3.6 -9.3 -0.3

(注)百貨店売上高は日本百貨店協会発表、チェーンストア売上高は日本チェーンストア協会発表資料による

 三カ月先の業況は-0.45であり、足元より大幅に改善する内容となっていて、前回11月調査(-0.50)からも若干改善している。

業況判断DI


Q.販売、仕入動向に関する質問
 販売動向に関する状況をみると、「良い」が9.1%、「どちらともいえない」が27.3%、「「やや悪い」27.3%、「悪い」が36.4%となり悪化。特に「悪い」の比率が上がっているのが特徴的。買い控えによる店頭販売の不調により厳しい内容となった。
 前月との比較で仕入価格の変化を問う質問では、「上昇した」が18.2%と「変化なし」が72.7%となり、仕入れ価格は一旦落ち着きを見せている。
 販売価格の変化を問う質問においては「上昇した」が0%、変化なしも90.9%となり、仕入れ価格の安定が販売価格の安定につながっているが、若干のタイムラグがあるように思われ、販売価格設定に慎重になっている可能性がある。

Q.在庫動向に関する質問
 今回2月調査では、在庫が「過剰」と判断する先は前回の20%から36.4%、「適正」が80%から63.6%と悪化した。
以上

なお、本調査に関するご質問等がありましたら、お気軽に以下にご連絡ください。
info@osakatowel.jp

気持ちよくタオルをお使いいただく為に

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